読書感想(ありふれた祈り・クルーガー)エドガー賞

今回は、アメリカのミステリー小説(ありふれた祈り)についての読書感想です。批評ではありません。単なるぼくの感想です。 まず、この本の基礎知識ですが、2014年、早川書房発行・宇佐川晶子翻訳で、作者はウイリアム・ケント・クルーガーというセント…

群鶏色の街

意味のない詩人 群鶏色の街 群鶏色とは、どんな色だと聞かないでください。僕も知らないのです。これはぼくの単なる造語です。群青色というのがあって、そこから思い付いただけのものです。 ただイメージはあります。鶏がたくさん群れていれば、さぞかしにぎ…

読書感想 『帝王』 フォーサイス・作

最近、『帝王』というタイトルの短編集を読みました。フレデリック・フォーサイスというイギリスの作家です。 ぼくはこの作家の本を今まで一度も読んだことがありません。代表作の「ジャッカルの日」は映画にもなりましたが、ぼくはその映画も見ていません。…

ポオ(黄金虫) 読書感想

今回はポオの「黄金虫」について書きます。この作品はあまりにも有名ですから、わざわざ僕が説明する必要もないのですが、大好きな作品ですから。 かなり昔にわくわくしながら読んだ記憶があります。しかし、内容はすっかり忘れていましたので、今回改めて読…

読書感想 日本怪奇小説傑作集2

今回はいつもの書評に戻りまして、タイトルにある日本怪奇傑作集2をいろいろな角度から書いていこうと思います。いろいろな角度と言いましたが、僕は普通の人と視点が違うので、変な角度からその作品を述べるつもりです。 日本怪奇小説傑作集2は、創元推理…

32回転 名手 2選

タイトルを見て、なんじゃこれ、と思われた方もいらっしゃることでしょう。 実際、32回転と書いて、ああ、あのことか、と分かる人は、かなりのバレエ通と言えます。 32回転は、バレニーナの最高難度の技とされるグラン・フェッテ・アン・トゥールナンを…

小説の基本中の基本、長さについて

長さとタイトルに書きましたが、正確には枚数のことです。四百字詰め原稿用紙で、長編は何枚からか、短編は何枚までか、ということです。 その考察を僕なりにしてみたいと思います。 こういうことは出版社が一番厳格です。そして出版社の多くが毎年小説を募…

あやつり裁判 読書感想

今回は最近読んだ、といっても新しい本ではありません。1998年発行のあやつり裁判という本です。有名な鮎川哲也によるアンソロジーです。その読書感想をしたいと思います。 表紙 幻の探偵コレクションということで、うつろな視線の女性の上半身が描かれ…

明日は明日の本がある

明日読む本があるというのは、明日食べる米があるのと同じくらい幸せなことでございます。 僕はフエフキガエルというペンネームで、キンドル及び投稿サイト・パブーにおいて小説を発表しております。覆面作家でございます。 この度は、心機一転して、ブログ…